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近なハーブを使った120の症例別ハーブ処方箋を連載で紹介します。
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***ご注意*******************
  まずこれをお読みの皆様にお願いですが、現在医療機関で治療を受けら
れている方は、必ずかかりつけの医者に相談の上お試しください。
また自己診断は禁物です。まず医療機関の診断を受けた上でご自分の
体調を正しく把握してください。
★の数は効果の高さの目安です。


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  打撲傷、挫傷、黒アザ
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たぶんお聞きになったことがあるでしょうが、打撲傷や打撲した黒アザの治療に生 の牛肉を使うことがありますね。でもパイナップルは知っていますか?

熱帯の果実がボクサーの打撲などに効果があるとしたら、おもしろいと思いませんか?

私の尊敬する二人の医者で「病気と植物力」の共著者、UCLAの医学部助教授メルビン・ワーバッハと自然療法家マイケル・マーレイらは共に打撲の治療にはパイナップルに含有するタンパク質分解酵素のブロメリンの古典的な研究には感動にあたいするものがあると考えているのです。

この研究で、研究者達は打撲傷がたくさんあるボクサー74人にブロメリンを与え、反面他の72名は効果のない代替薬(プラゼボ)が与えられました。プラセボを受け取った中の14パーセントは4日で完治しています。

でも、おなじ4日間でブロメリンを摂取した中の78パーセントものボクサーのが良くなっているのです。それはどのように働くのでしょうか?

ブロメリンはプロスラグランジンE2という体内で炎症に関わる化学物質の生成を抑制するようなのです。同時にプロスタグランジンE1という抗炎症作用のある化学物質の生産を刺激するのです。


●パイナップルでも万能薬ではない。●

黒や青色のアザで知られる打撲傷は、通常打撲した後にその部分の皮膚内部の毛細血管の出血が原因で引き起こされます。目の周りのクロアザは女性よりも男性の方が出来ますが、青アザのほうはほとんどの場合ご年配の女性の脚部に見られるようです。

もしも私がにせ医者になって治療すればこんな打撲傷の治療に限ってはパイナップルの実か生ジュースを患部に押し当てて治してしまいますよ。

新聞の記事もおもしろおかしく「最近の医学分野では民間療法も認めはじめたようだ:ボクサーの生徒達の青あざにパイナップルがつかわれた。」

でも、私としてはブロメリンにそれほど強いひいきはしていませんけれど。

実際、パイナップルやブロメリンが打撲傷の予防や治療の代表的で最善の方法だとは考えていないんです。

ブロメリンはパイナップルにはとても少ししか含有しておらず、しかも消化器管から吸収された40パーセントが身体の他の部分へ行ってしまうのです。

それだったら、純粋に抽出したブロメリンではどうでしょうか?これだったら自然食品のお店でも入手することが出来るのです。

ブロメリンに熱心な自然療法医は打撲傷や多くのスポーツに依る障害の腫れや炎症の治療に一日三回150から450ミリグラムを空腹時に摂取を勧めているようです。

たぶん、自然療法家には有効な方法だと言うでしょうが、私個人としてはビタミンCや植物性栄養素群が豊富な、たとえばオレンジや柑橘系の果実をお勧めしたいところです。

植物性栄養素群には有益な栄養素が豊富でそれらの食べ物にはビタミンCや含まれる他の栄養物が毛細血管壁を丈夫にしてくれるので打撲傷の原因になる内出血をより強く防いでくれる効果が期待できるのです。

打撲傷が出来てしまったら、ビタミンCや植物性栄養素を摂取することで毛細血管を強くして、黒や青あざを素早く治してしまいましょう。


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  打撲傷、挫傷のための「緑の薬局」

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パイナップルや柑橘系果実をたっぷり摂ると同時に科学的に根拠のある伝統的なハーブ治療も試してみましょう。


★ アルニカ(Arnica/ Arnica montana ウサギギク)

マウンテン・デイジーと言う名で知られるこのハーブはドイツで権威あるハーブ研究団体のコミッションEによると打撲傷の治療に良く役に立つのです。鎮痛効果や防腐効果、抗炎症作用のあるアルニカは皮膚に使うには最適です。

打撲傷の治療のために飲用すべきではありませんが、外用の目的でなら熱湯1カップあたり乾燥ハーブをスプーン一杯入れて作ってください。さめるまでそのまま浸して出来た液体を清潔な布に浸して患部に当ててください。

またはアルニカのチンキを使ってもよいです。コップ一杯の水に数滴落として使います。

または、一般薬でアルニカの軟膏を使うという方法もあります。アルニカ・オイルが15%含有しているものを探してください、それと使用説明書を良く読んでください。

★ コンフリー(Comfrey/Symphytum officinale ヒレハリソウ)

コンフリーは古代ギリシャにまでさかのぼれるほど皮膚のトラブルの治療には最も古いハーブなんです。

近代の研究者達はアラントインという筋肉や皮膚細胞の修復を促進する化学物質をこのハーブに含有するのを発見したのです。アラントインは一般的に売られているスキンクリームに使われている成分原料です。

科学的に見ると、コンフリーには抗炎症作用があることをコミッションEが見つけたそうなのです。この意味はコミッションが打撲や脱臼、ねんざの部分の皮膚の色を治療するためにこのハーブを承認を与えたと言うことなのです。

打撲傷になったら、医学博士でハーブ専門家のジョン・ハイネマン博士が勧める最初の手当はアイスパックで患部を良く冷やすことです。それからコンフリー茶を浸した包帯で患部を包みます。

素早い手当は皮膚の変色を予防します。

コンフリーは飲まない方がおそらくよいでしょう。ピロリジジン・アルカロイドを含有していて、この物質は肝臓にとって有毒でしばしばその安全性については物議を醸しているものです。

★ グレープ(Grape/Vitis vilufera ブドウ)

近年、グレープ種子や松の樹皮にある化学物質が見つかり、これを用いたサプリメントが売り出されて、高価ですがポピュラーになりつつあります。それはピクノジェノール(pycnogenol)という商品名で売られているようです。

幾人かの自然療法士によると、ピクノジェノールには体内細胞のビタミンCのレベルを増強させ打撲を原因とする打撲傷害に対抗出来るように毛細血管を丈夫にしてくれるのです。

私としてはピクノジェノールにぞっこんではありませんが、グレープジュースを飲むときにはグレープシードをブレンドしてみても良いかもしれませんね、種子はタダなのだから。


訳者注:ライフプラスのHPから

ピクノジェノール(PYCNOGENOL)

ピクノジェノールは、フランス南西部のボルドー地方とピネレー山脈の間の大西洋沿岸に生息するPINUSPINASTER(学名:フランス海洋松)と呼ばれる松の樹皮より抽出された活性酸素消去抗酸化物質で、全米、ヨーロッパでもPYCNOGENOLとして商標登録され、日本でも PYCNOGENOL(ピクノジェノール)として商標登録出願されています。

このピクノジェノールの中には、60%以上の(PROANTHOCYANIDINS)と40種類以上の有機酸が含まれており、古くはカナダ、ケベック地方の土着インディアンたちがそこに生息する松の樹皮から樹液をお茶にして飲んできたと伝えられています。また、松の樹皮液は13世紀初頭には医薬品的に使用されてきたという記録もあります。

フランスの探検家である、ジャック・カルテェ氏がカナダを探検中の1535年の冬、インディアンが探検隊員の大半を壊血病の死から救ったのは、このANNDEA PINTREE樹液のお茶のおかげだったとされています。その400余年の後、1950年代にボルドー大学のジャック・マスケリェ教授がケベック大学の客員教授をしていたとき、くるみの殻に含まれるフラボノイドの研究を行い、フランスに帰国してからも研究をつづけました。かれの生理活性を有するフラボノイドの研究は、結局、松の樹皮への研究へと進み、そこで非常に生理活性の高いフラボノイドをフランス海洋松にその最大の源泉として見つけだしたのでした。

過去、30年間にわたるフランス、英国、イタリー、フィンランド、ドイツ、ルーマニア、日本そして米国の化学者達の動物実験や人体での不断の研究の結果、ピクノジェノールの化学構造式、効果、無毒性について検証されています)


★ パースリー( Petroselinum crispum パセリ)

このパースリーの葉をつぶしたものを繰り返して使うとどんなアザでも通常1,2日で消すことが出来るんです。もしも私が次の機会に打撲傷になったらこのパースリーを試してみたいものです。

★ ポテト(Potato/Solauum tuberosum ジャガイモ)

人生経験の長い先輩によると生のポテトは目のクロアザにはビーフステーキよりも効果があると主張します。私も同意見です。

私のような半ベジタリアンのしみったれには、ビーフステーキを惜しげもなく使う前にこの章に出てきたお手頃な方法やポテトを使う方がどれだけ気分が落ち着くことでしょうか。

★ セントジョンズワート(St.-John's-wort /Hypericum perforatum セイヨウオトギリソウ)

このハーブは赤色のオイル成分を含有しているので、この植物をいじっていると出血したみたいに赤い汁がにじんで来るのです。

言い伝えによると、単に肌の色が出血したようになるという理由で、肌の色が悪くなったときに利用されたようです。

当時はそんな馬鹿な理由だとは言え、科学的に検証してみると、打撲傷や熱傷、切り傷等の種々の傷にとって効果があることがわかってきているのです。

ドイツのコミッションEはこのような効果を支持しています。使うときには、植物オイルの中に乾燥したハーブをティースプーン1,2杯入れて数日間浸しておきます。そのオイルを打撲した所に使います。

★ウイッチヘイゼル(Witch hazel/Hamamelis virginiana アメリカマンサク)

この植物の葉や樹皮には収れん性があるので初期のアメリカでは一般的に皮膚の処置薬として、打撲傷から静脈瘤に使われていました。ウイッチヘイゼル水は薬局で入手できるでしょう。

この項終わり

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