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身近なハーブを使った120の症例別ハーブ処方箋を連載で紹介します。
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***ご注意*****************************
  まずこれをお読みの皆様にお願いですが、現在医療機関で治療を受けられて
いる方は、必ずかかりつけの医者に相談の上お試しください。
また、自己診断は禁物です。まず医療機関の診断を受けた上でご自分の体調
を正しく把握してください。
"★"の数は効果の高さの指標です。

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  吐き気・むかつき Nausea
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ある日、友人で優秀な看護婦でもある同僚がわたしに「私の友人がいつも吐き気におそわれているの」と相談してきたのです。そして何気なく何か吐き気に効くよい方法はないかしら、と聞いてきたのです。
私はこれをきくやいなや「ジンジャーがいいね」と答えました。

半年後、その彼女があのジンジャーはよく効きました、と話してくれました。その少し後で、あのときの彼女の質問が友人ためのものでないことを知ったのです。

吐き気の症状は彼女自身のガンの化学療法の副作用だったのです、私の勧めた方法に従ってしばしば起こる吐き気のつらさを和らげるためにジンジャーを使ったのでした。

このようにジンジャーには信じられないほどの吐き気やむかつきの治療効果があるのです。
この出来事があった数年後、出版されたある論文の中にジンジャーが、化学療法が原因で起こるむかつき感の軽減にとても効果があることを見つけたのです。
(もしも化学療法を行っている患者の血液凝固能力が極端に低下しているときは、ジンジャーはさけた方が良いようです)

あなたもご存じのように、むかつき感とは嘔吐する時の感覚を感じさせるぞっとするほどのいやな腹部の感覚です。嘔吐するとせっかく食べた食事とともに多量の胃酸も失うことになり、このときに胸部とのどの焼きつくような感覚を引き起こすのです。

むかつきや嘔吐は多くの事が原因になっています。たとえば、胃腸炎のような消化器管の感染症、内耳の病気、アルコールや食事の過飲過食、腸内寄生生物、妊娠時のつわり、乗り物酔い、精神的ストレスや肝臓への過度の毒物負荷などいろいろありますね。


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吐き気のための「緑の薬局」
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しばしば良性の嘔吐は吐き気・むかつき感にとても良い解決法になるものです。実際に、吐くとさっぱりする時のものですね。

でもほかのケースで、胃の中が空の時の吐き気・むかつき感や吐くものがない時の嘔吐感あります。このような場合にもこの章のハーブ療法がお役に立つかもしれません。

★★★ ジンジャー(Ginger /Zingiber officinale ショウガ)

ある研究でわかったことはジンジャーには抗ガン剤が起こす吐き気や嘔吐を止めるための処方箋薬に使われる胃運動促進薬(医薬品名:レグラン、クロプラ)と同等の成分が含まれるのです。このようなわけでジンジャーを使うときには、かかりつけの医者に相談する場合もあるでしょう。

もしも医者が「あなたは体内の血液凝固能力が落ちている」といわれたら、化学療法を受けている間はこのハーブは積極的に摂るべきではありません。

もちろん、ジンジャーには上記のような極端な場合でなければ吐き気・むかつきへの軽減の助けになるものです。抗嘔吐剤の効用は乗り物酔い、つわりの章でかなり詳しく述べてありますが、吐き気や嘔吐についていえばジンジャーは多くの経験あるハーブ療法専門家が選ぶハーブなのです。

粉末のジンジャーを使って爽快感のあるお茶が作れますが、吐き気のある時に粉末のジンジャーエールを試してもなんの効果も無いものがあります。お使いのものが本物であることを商品のラベルを見て確かめてください、粉末のジンジャーエールは人工の風味料のことが多いのです。

★シナモン(Cinnamon/Cinnamomum セイロンニッケイ)

私の妻はむかつき感を感じたときにはシナモンティーをよく飲むようです。よく効くようで私も当然のことだと思います。シナモンには吐き気を和らげる助けをするカテキンと呼ばれる化学物質を含んでいます。

カテキンの多く含有する植物にはアグリモニー、大麦、ビルベリー(コケモモ)、ドッグローズ(ワイルドローズ)、イングリッシュオーク、ホップス、ホウソーン(サンザシ)、マザーワート(ヨウシュメハジキ)、オリーブ、セイヨウナシ、ペカン、セージ、ストロベリー、お茶、ヤナギなどがあります。

★ ペパーミント(Peppermint/Mentha piperita)

ペパーミント茶には強力な抗痙攣効果があり、嘔吐感も消化器管の筋肉けいれんも止めてくれるのです。
(大事なことですが、あなたが妊娠しているときは多く飲んではいけません。ハーブ専門家が喚起していることですが、ペパーミントのお茶の成分が流産を引き起こす事があるからです。)

★ 調合エッセンシャルオイル

アロマセラピーには吐き気や嘔吐を楽にする働きを持つものがあります。ペパーミントとローズウッドを混ぜたエッセンシャルオイルはむかつきの解消に効果があるといわれています。

ブラックペッパー、カモマイル、カンファー、ラベンダー、ペパーミントやローズなどは嘔吐感の解消にお勧めできますね。

一種または数種のエッセンシャルオイルを植物オイル(ベジタブルオイル)テーブルスプーン1杯に1,2滴落としてよくミックスしたものを胸部に塗ってマッサージします、アロマ成分が呼吸により吸い込まれやすくなります。
ご注意頂きたいことは、エッセンシャルオイルは飲用しないようにしてください。

★ 駆ガス効果のあるハーブ。

駆ガス効果とは整胃効果とほぼ同意です。駆ガス剤はおもに消化不良や幼児のひきつけ症状に使われますが、多くの経験豊富なハーバリストは吐き気・むかつき症状にも使用を勧めています。

駆ガス効果のあるハーブで私の好きなものは カモマイル、ディル、フェンネル、レモンバームとミント類ならなんでもよいです。

おすすめの使い方は一種または数種類のハーブをティースプーン数杯の量で作ったお茶を飲むのがよいでしょう。熱いお湯を入れて10分から20分置いて成分をじっくり抽出しましょう。


この項おわり

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